希望日記

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公開講座

どうも今日和or今晩和orお早う御座居ます。

今日の夕方から夜にかけて、芸短の公開講座を聴いてきました。
講座のタイトルとしては東大寺の正倉院の宝物が中心かと思われたのですが、時代背景も含め、盛りだくさんの内容で、とても充実した講義内容でした。

東大寺の大仏さんのことも詳しく知ることが出来ました。
蓮の花の上に座ってらっしゃるのは周知の事実ですが、その蓮に細かく仏界について描かれているということで、その様子を教えて頂きました。
仏の世界は本当に壮大で、なかなか全容を捉えることは出来ませんが、蓮の花びら一枚一枚に丁寧に描かれた世界一つ一つをまとめてさらに大きな世界があり、その上に盧舎那仏が鎮座するという、本当に壮大としかいえない造形です。
盧舎那仏に関しては、何度も火災に遭い、天平時代からの部分は主に台座の後方部分のようで、現在の大仏さんの大部分は江戸時代に補修されたものです。

「信貴山縁起絵巻」も有名かと思いますが、その下巻の「尼君巻」に大仏さんの南都焼き討ち(1180年)以前の姿と思われる絵の場面があります。
そのお顔は中国の洛陽にある大仏さんと同様の造形となっているのです。
国際的な繋がりがそこで感じられるのではないかと、先生は仰っていました。
私も興味深いと思います。

世界の大仏さんということで、バーミヤン、雲崗のものも紹介されました。
バーミヤンに関しては、2001年に残念ながらタリバンによって爆破され、破壊されてしまいましたが、西大仏は高さ55mという、とても大きなものでした。
過去仏、現在仏、未来仏の説明もされました。
過去仏とは盧舎那仏など、釈迦以前に悟りを開いた仏様のことで、現在仏は釈迦、未来仏は弥勒ですね。
大きさの違いで、過去仏は大きく、現在物は等身大、未来仏は大きいとのことです。
だから、バーミヤンの大仏は未来仏であり、タリバンはその未来を恐れたのではないかと仰られていました。
なるほどと思いました。

私は宗教に優劣は無いと思いますが、意識をすることで芽生えます。
お互いを理解し合い、譲り合うことが出来れば良いのですが、そのような余裕は彼らになかったのでしょう。
非常に悲しいことです。

そして正倉院の宝物について、歴史の教科書や資料集でよく見られるものが主でした。
ちなみに「正倉院」とは固有名詞ではなく、税を納める蔵を「正倉」と言い、それらが塀で囲まれた一帯が「正倉院」と呼ばれるという一般名詞だったそうです。
それが現在では、残っている「正倉院」の固有名詞のようになっているのですね。
やはり、正倉院の宝物についても、明治期にかなりの補修をされているそうです。
非常に興味深いです。
その記録はきちんと残されているのでしょうか…。
おそらく明治期で修理や補修を行うのであれば、美術院が行っている筈なので、その記録があれば、私も知りたいと思うのです。
興福寺・阿修羅像の修理記録、もしくはその資料が必要なのですが、なかなか探しきれず…。

最後に槃龍背八角鏡に描かれた(刻まれた)世界についても興味深かったです。
交龍(二匹の龍が交わりながら上昇する様子)とその上にある特別な世界という構図です。
昔は平行線と山々その上に太陽や月や仏の世界などが描かれていると、それは手前に描かれている世界とは、遠く離れた場所であるということだそうです。
「記号」のような約束事とも考えられます。
それが、日本だけでなく中国などでも見られるので、国際的な理解がされていたのだと推測され、とても凄いことだと思います。
今のような通信手段が無くとも、情報を交換し合い、理解し合うことも可能だったのだと思うと本当に。
美術の世界と実際の世界とでは違うと言われるかもしれませんが、それでも私はこの現実の世界でも、お互いの理解を図れたらと思います。

天平時代は本当に素晴らしい作品の宝庫だなぁと改めて感じました。
シルクロードの終着点たる、奈良の都は素晴らしいです。
その素晴らしい品々が現在まで残されているという先人の弛まぬ努力に、本当に感謝し、尊敬します。
とても素晴らしいことです。
形あるものはいずれ失われゆくものだとしても、それを後世に残す努力をすることは無駄ではありません。
今までに失われてしまった素晴らしい品々は数え切れないでしょう。
その失われるものを少しでも減らせたら、と思うのは欲深いのでしょうか。
私は、その守る方の努力をしてみたいと思います。

奈良国立博物館の秋の恒例の「正倉院展」が10月24日から11月12日まで開かれます。
今年は聖武天皇の崩御から1250年ということで、例年よりも素晴らしい品々が多数並ぶとのことです。
私も是非行って観たいのですが、金銭的に苦しいです…。
くっ…。

それでは、この辺で。

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